「昔はよく遊んでいた友達とも、最近はほとんど連絡を取っていない」 「休みの日に気軽に誘える相手が、思い浮かばない」
40代・50代になって、ふとこんなふうに感じることはありませんか。
仕事や子育てに追われているうちに、気づけば人付き合いは職場と家族だけ。新しい友達を作るなんて、もう何年も考えたことがなかった。そんな方は少なくないと思います。
でも、大人になってからの友達作りは、決して遅くありません。むしろこの年代だからこそ、無理なく楽しめる出会い方があります。この記事では、40代・50代の方が新しい仲間を見つけるためのヒントをまとめました。
40代・50代で「友達が減った」と感じる理由
まずは、なぜこの年代になると友達が少なく感じるのかを考えてみます。理由がわかると、「自分だけじゃないんだ」と少し気持ちが楽になるはずです。
生活のリズムが人それぞれになる
同じ年代でも、子育て真っ最中の人、子どもが手を離れた人、仕事がいちばん忙しい時期の人など、生活のリズムはばらばらです。昔の友達と予定を合わせようとしても、なかなかタイミングが合わない。これが、疎遠になるいちばんの理由かもしれません。
引っ越しや転勤で地元を離れている
進学や就職、転勤、結婚などで住む場所が変わり、昔の友達とは物理的に離れてしまったという人も多いでしょう。今住んでいる街には、仕事関係以外の知り合いがほとんどいない、というのもよくある話です。
職場での立場が変わる
役職がついたり、年下の同僚が増えたりすると、職場の人と気軽に遊ぶのは少し難しくなります。仕事上の付き合いはあっても、休日まで一緒に過ごす関係にはなりにくいものです。
実は、今が友達作りの始めどき
こう書くと、なんだか寂しい話に聞こえるかもしれません。でも、見方を変えると40代・50代は友達作りにちょうどいい時期でもあります。
たとえば、子育てがひと段落して、自分のために使える時間が少しずつ増えてくる人も多い年代です。若い頃のように「今日は何をしよう」と自由に考えられる時間が戻ってくるのは、新しいことを始める大きなチャンスです。
それに、同じように「新しい友達がほしい」と思っている同世代は、実はたくさんいます。口に出さないだけで、みんな似たような気持ちを抱えているものです。
もうひとつ、大人の友達付き合いは、学生時代のように毎日一緒にいる必要がありません。月に一度、趣味の場で顔を合わせるくらいの距離感でも、十分に「友達」と呼べる関係になれます。気負わずに始められるのは、この年代ならではのよさです。
40代・50代が仲間を見つけやすい場所
では、具体的にどこで出会えばいいのでしょうか。ポイントは「同世代が多く集まる場所」や「年齢を気にせず楽しめる場所」を選ぶことです。
地域の講座や教室
市区町村の公民館やコミュニティセンターでは、料理、写真、書道、パソコン、ウォーキングなど、さまざまな講座が開かれていることがあります。参加費が手ごろなものも多く、同じ地域に住む人と知り合えるのが魅力です。
家から近い場所で知り合った人とは、帰り道が一緒だったり、スーパーで偶然会ったりと、自然と顔を合わせる機会が増えます。無理なく関係が続きやすいのも、地域の講座のいいところです。
同世代が多い趣味の集まり
趣味によっては、40代・50代の参加者が多いジャンルがあります。たとえば、山歩きやハイキング、写真、ガーデニング、囲碁・将棋、合唱、ゴルフ、卓球などは、幅広い年代が楽しんでいる趣味です。
昔やっていたことを、もう一度始めてみるのもおすすめです。学生時代に部活でやっていたスポーツや楽器なら、ブランクがあっても意外と体が覚えているもの。「久しぶりにやってみたくて」という理由で参加する人は多いので、気後れする必要はありません。
年齢層が合う社会人サークル
社会人サークルというと、20代が中心のイメージがあるかもしれません。でも実際には、「30代〜50代中心」「40代以上歓迎」のように、年齢層を書いているサークルもあります。
サークルの紹介文や、メンバーの雰囲気がわかる説明を見て、自分の年代が参加しやすそうかを確かめてから申し込むと安心です。サークルの選び方については、社会人サークルの選び方の記事でくわしく紹介しています。
地域の活動やお祭りの手伝い
町内会の行事や地域のお祭り、清掃活動などに顔を出してみるのも、ひとつの方法です。子どもが小さい頃は学校の行事で地域の人と関わっていたけれど、子どもが大きくなって接点がなくなった、という人も多いのではないでしょうか。
一緒に準備や片付けをしていると、自然と会話が生まれます。同じ地域に住む人とのつながりは、これから先の暮らしの安心にもつながります。
「若い人ばかりだったらどうしよう」という不安について
新しい場所に行こうとすると、「自分だけ年上だったら浮いてしまうかも」と心配になる方もいると思います。
そんなときは、次のように考えてみてください。
まず、参加する前に年齢層を確かめること。イベントやサークルの紹介文に参加者の年代が書いてあることは多いですし、わからなければ主催者に聞いてみても大丈夫です。「40代でも参加できますか?」と聞かれて、嫌な顔をする主催者はまずいません。
次に、年齢差があっても楽しめる趣味は多いということ。ボードゲームや山歩き、写真などは、年齢に関係なく同じ目線で楽しめます。趣味の話で盛り上がっているとき、相手の年齢はあまり気にならないものです。
そして、年上だからといって特別な振る舞いをしなくていいということ。「年上らしくしなきゃ」と構えるより、同じ趣味を楽しむ仲間の一人として自然にしているほうが、周りも接しやすく感じます。
大人同士の付き合いを気楽に続けるコツ
せっかく知り合えた相手とは、いい関係を続けたいですよね。大人同士の友達付き合いで意識しておきたいことを紹介します。
肩書きは置いていく
仕事での役職や経歴は、趣味の場ではあまり関係ありません。自己紹介では、仕事の話より「最近ハマっていること」を話すくらいがちょうどいいです。肩書きを離れて付き合える関係は、大人にとってとても貴重です。
教えたがりにならない
経験を重ねてきた分、つい「こうしたほうがいいよ」とアドバイスしたくなることがあるかもしれません。でも、相手が求めていないアドバイスは、どうしても押しつけに聞こえてしまいます。聞かれたら答える、くらいの気持ちでいると、お互いに心地よく過ごせます。
プライベートなことは聞きすぎない
家族のこと、仕事のこと、住んでいる場所。この年代になると、人それぞれいろいろな事情を抱えています。相手が自分から話してくれるまでは、深く聞かないのが大人のマナーです。趣味の話だけで十分に仲良くなれます。
会う回数が少なくても気にしない
学生時代の友達のように、しょっちゅう会わなくても大丈夫です。数か月に一度会うだけでも、会えばすぐに打ち解けられる。そんな関係も立派な友達です。「最近会えていないから」と焦る必要はありません。
新しい場所に行くときに気をつけたいこと
大人の集まりでも、残念ながら趣味以外の目的で近づいてくる人がまぎれていることがあります。とくに、仲良くなったあとに投資や副業、商品の購入を勧められるケースには注意してください。
見分け方や気をつけたいポイントは、社会人の友達の作り方の記事でもまとめているので、あわせて読んでみてください。
まとめ
40代・50代で友達が少なく感じるのは、生活や環境が変わったからで、あなたに問題があるわけではありません。時間に少しゆとりが出てきた今は、新しい仲間を作るのにちょうどいいタイミングでもあります。
地域の講座、同世代が多い趣味、年齢層が合うサークル、地域の活動。自分が「ここなら行ってみたい」と思える場所から、気軽にのぞいてみてください。
トモサーでも、趣味のサークルやイベントを探すことができます。紹介文で活動内容や雰囲気を確かめてから参加できるので、よかったらサークル一覧やイベント一覧ものぞいてみてくださいね。

