「最近、サークルに行くのがちょっと気が重い」 「辞めたいけど、なんて言えばいいのかわからなくて、ずるずる続けている」
楽しくて入ったはずのサークルなのに、いつのまにか予定を見るたびに小さくため息が出る。そんなことはありませんか。
社会人のサークルは、会社や学校とちがって、入るのも辞めるのも本来は自由です。それでも、顔見知りができたぶん「言い出しにくい」「気まずくなりたくない」と感じるのは自然なことだと思います。
この記事では、社会人サークルを辞めたいと思ったときに、角を立てずに抜けるための考え方と伝え方をまとめました。そのまま使える連絡の例文も載せているので、言葉に迷ったときに使ってみてください。
社会人サークルを辞めたくなるのは、めずらしいことじゃない
サークルを辞めたくなる理由は、人それぞれです。
仕事が忙しくなった、引っ越しや家庭の事情で通いにくくなった、というように、生活のほうが変わることもあります。入ってみたら思っていたより本格的だった、逆にゆるすぎて物足りなかった、という温度感のずれもよくある話です。特定の人とどうしても合わない、グループの空気になじめない、ということもあるでしょう。
どの理由でも、辞めたいと思うこと自体はまったく悪いことではありません。趣味の集まりは、楽しく過ごすためのものです。楽しめなくなったなら、場所を変えるのは自然な流れです。
辞める前に考えたい「休む」という選択
すぐに辞めると決める前に、少しだけ立ち止まって考えてみてほしいことがあります。それは、辞めたいのは「サークルそのもの」なのか、それとも「今の関わり方」なのか、ということです。
少し休むだけで気持ちが戻ることもある
仕事が忙しい時期や、気持ちが疲れているときは、どんなに好きなことでも負担に感じるものです。そんなときは、「しばらくお休みします」と伝えて、何か月か距離を置いてみるのもひとつの方法です。
時間がたって「やっぱりまた行きたいな」と思えたら戻ればいいですし、行かなくても平気だったら、そのとき改めて辞めればいい。休むことは、決断を先にのばす逃げではなく、自分の気持ちを確かめるための時間です。
関わり方を変えるという手もある
毎回参加していたのを月1回にする、気になる回だけ顔を出す、飲み会には行かずに活動だけ参加する。関わり方を少し変えるだけで、ぐっとラクになることもあります。
特に、会場の予約や会計などの役割を任されている場合は、「サークルが嫌」なのではなく「役割が重い」だけかもしれません。その場合は、辞める前に役割だけを降りられないか相談してみてください。
社会人サークルの辞め方、基本の流れ
考えたうえで「やっぱり辞めよう」と決めたら、あとはシンプルです。
伝える相手は、代表や主催者
辞めることは、まず代表や主催者に伝えます。仲のいいメンバーに先に話したくなるかもしれませんが、主催者が人づてに知ることになると、少し気まずい思いをさせてしまうことがあります。順番としては、主催者が先、親しいメンバーへの報告はそのあと、が無難です。
伝えるタイミングは、早めに
次の活動に参加の予定を入れているなら、その前に伝えておくのが親切です。人数に合わせて会場や道具を用意しているサークルもあるからです。
役割を持っている場合は、引き継ぎの時間も考えて、さらに余裕をもって伝えておくと安心です。
伝え方は、メッセージで大丈夫
社会人サークルなら、メッセージで伝えるので十分です。わざわざ会って話す必要はありませんし、そのほうがお互いに気をつかわずにすみます。トモサーのサークルに入っている場合は、主催者にDMで送るのがいちばん手軽です。
理由は、くわしく話さなくていい
辞める理由を細かく説明する必要はありません。「仕事の都合で」「生活のペースが変わって」くらいで十分ですし、それ以上を聞いてくる主催者はあまりいません。
人間関係が理由の場合でも、それをそのまま伝える必要はありません。ただ、ほかのメンバーにも関わる深刻な問題があるなら、それは別に主催者へ相談したほうがいいこともあります。この点は、あとで少し触れます。
そのまま使える、サークルを辞めるときの連絡例文
言葉に迷ったときのために、いくつか例文を用意しました。名前や期間は、自分に合わせて変えてみてください。
仕事や生活が忙しくなったとき
「〇〇さん、いつもありがとうございます。仕事の都合で、しばらく活動に参加するのが難しくなりそうなので、今月いっぱいで退会させてください。短いあいだでしたが、皆さんと〇〇ができて楽しかったです。お世話になりました」
合わないと感じているとき
「〇〇さん、いつもありがとうございます。いろいろ考えたのですが、今の自分のペースとは少し合わない気がしてきたので、退会させていただこうと思います。参加させてもらえてうれしかったです。ありがとうございました」
「合わない」と書くのが気になる場合は、「自分の生活のペースを見直していて」のように、自分の側の事情として書くと、やわらかい印象になります。
しばらく休みたいとき
「〇〇さん、いつもありがとうございます。最近ばたばたしていて、しばらく参加をお休みさせてもらえたらと思っています。落ち着いたらまた顔を出せたらうれしいです」
どの例文にも、お礼をひとこと入れておくのがポイントです。それだけで、印象はずいぶんちがいます。
役割を持っている人の辞め方
会計、会場の予約、連絡係など、サークルで何かの役割を持っている人は、辞める前にもうひと手間かけておくと、きれいに抜けられます。
まず、引き継ぐことを書き出しておきます。会場の予約の仕方、予約しているアカウントや窓口、次の予約の日程など、自分しか知らないことがあれば、メモにして次の人に渡します。
お金を預かっている場合は、残っている金額と、これまでの記録をまとめて渡しておくと安心です。お金のことは、あとから「あれはどうなった?」となりやすい部分なので、きちんと区切りをつけておくと、自分も気持ちよく辞められます。
何も言わずにフェードアウトするのはあり?
連絡するのが気まずくて、何も言わずに行かなくなる。いわゆるフェードアウトを考える人もいると思います。
一度か二度参加しただけのイベントなら、そこまで気にしなくてもいいでしょう。ただ、メンバーとして何度も参加していたサークルなら、ひとこと伝えておくのがおすすめです。
理由は、主催者が「何かあったのかな」「嫌な思いをさせたかな」と気にしてしまうことがあるからです。それに、黙っていなくなると、グループの連絡や誘いがその後も届き続けて、かえって自分が落ち着かないこともあります。
短いメッセージをひとつ送るだけで、お互いにすっきり区切りがつきます。
引き止められたとき、辞めにくいとき
やさしく引き止められたとき
「さみしくなるな」「たまにでいいから来てよ」と言ってもらえるのは、ありがたいことです。気持ちが変わらないなら、「ありがとうございます。また機会があったら」とお礼を伝えて、そのまま辞めて大丈夫です。引き止めに応えなければいけない理由はありません。
しつこく引き止められたとき
何度断っても強く引き止められる、辞めると言ったら責められる。そんな場合は、理由を重ねて説明しようとせず、「もう決めたことなので」と短く伝えて、それ以上やりとりを続けないのがいちばんです。
ほとんどのサークルはまっとうに運営されていますが、辞めさせない雰囲気があるところは、そもそも健全な集まりとは言いにくいかもしれません。注意したいサークルの特徴は、社会人サークルの選び方の記事でまとめています。
お金が絡んでトラブルになったとき
辞めようとしたら高額なお金を求められた、サークルの中で商品やサービスの契約を勧められていた、というような場合は、一人で抱えこまないでください。
消費者庁の「消費者ホットライン」188に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。相談は無料で、通話料金だけかかります。
勧誘目的の人の見分け方については、社会人の友達の作り方の記事を読んでみてください。トモサーで勧誘や迷惑な行為にあった場合は、プロフィールページやイベントページの通報ボタンから運営に知らせることができます。
辞めたあとの人間関係はどうなる?
気が合った人とは、個人的に続けられる
サークルを辞めても、そこで仲良くなった人との関係まで終わるわけではありません。気が合う人がいたなら、「サークルは辞めたけど、また〇〇しに行きませんか」と個人的に誘ってみてください。サークルという枠がなくなってからのほうが、かえって気楽に会えるようになることもあります。
グループチャットは、ひとこと添えて抜ける
サークルのグループチャットに入っている場合は、退会を伝えたあとに抜けておくと、通知に気をとられずにすみます。抜ける前に「お世話になりました」と一言だけ残しておくと、黙って消えるより印象がやわらかくなります。
辞めた理由をあれこれ話さない
辞めたあとに、ほかの人にサークルの不満を話すのは控えておくのが無難です。趣味の世界は意外とせまく、別の集まりで同じ人と顔を合わせることもあります。「ちょっと忙しくなって」くらいにしておけば、どこで会っても気まずくなりません。
次のサークルを探すときに
ひとつのサークルが合わなかったからといって、自分にはサークルが向いていない、ということにはなりません。むしろ、一度経験したことで、自分に合う集まりの条件がはっきりしているはずです。
たとえば、「活動の頻度が多すぎた」なら月1〜2回のところを、「人数が多くてなじめなかった」なら少人数のところを、というように、前回の経験を次の条件にしてみてください。サークル選びで見ておきたいポイントは、社会人サークルの選び方の記事にまとめています。
トモサーなら、参加した人のレビューを読んでから雰囲気を確かめられますし、気になるサークルはブックマークしておいて、じっくり比べることもできます。近くに合う集まりがなければ、自分の好きなペースで集まりを開くという手もあります。始め方は社会人サークルの作り方の記事で紹介しています。
サークルを辞めるときによくある疑問
入ったばかりで辞めるのは失礼?
失礼ではありません。何回か参加してみて合わないと感じたなら、早めに伝えるほうが、自分にとってもサークルにとってもいいことです。「何回か参加させてもらって、自分にはペースが合わなかったので」と伝えれば十分です。
払った会費は返ってくる?
会費の扱いはサークルごとの決まりによります。入会したときの説明やサークルのルールを見返してみて、わからなければ主催者に確かめてみてください。前払いしている場合は、退会を伝えるときにいっしょに聞いておくと、あとでやりとりが増えずにすみます。
辞めたあと、また戻ってもいい?
多くのサークルは、出入りに寛容です。きちんと連絡して辞めていれば、「また参加してもいいですか」と聞きやすくなります。この点でも、黙っていなくなるより、ひとこと伝えて辞めておくほうがあとあとラクです。
まとめ
社会人サークルは、楽しむための場所です。楽しめなくなったら、辞めたり休んだりするのは自然なことです。
辞めると決めたら、主催者に早めに、メッセージで、お礼をそえて伝える。理由は短くて大丈夫です。役割があるなら引き継ぎをしておけば、気持ちよく区切りをつけられます。
ひとつのサークルを離れても、そこで出会った人とのつながりや、自分に合う集まりがわかったという経験は残ります。次の場所を探すときは、トモサーのサークルやイベント、エリアから探すページを、よかったらのぞいてみてください。




